2009.2 欧州散歩I(ドイツ・フランス・イギリス)

20日・21日・22日・23日・24日・25日・26

 2009年2月24日旅行5日目、0620起床。朝食をすませ、0810にホテルを出発。今日はパリから電車でシャンパーニュ地方の都市であるランスに向かう予定で、パリ東駅に0900に到着。ランス行きのTGVは11時まで便がないため、ローカル電車でプロヴァンに向かう。パリ東駅0920のプロヴァンにのり、1110に到着する。
 ローカル線の普通車とは思えないほどのゆったりスペース。フランス人が日本にきて高崎線に乗ったらどのように思うだろうか?プロヴァンの駅から街に向けて徒歩で移動する。街の地図がないのが不安だが、それほど大きな街ではないらしい。また、街は中世の市場都市として世界遺産に登録されている。
電車は、パリ郊外の田園の中を90kmほど移動し、プロヴァンに至る。
途中の車窓からの風景は、フランスの田園が続き、まるで西洋絵画の中にいるようだ。
 お天気も回復し、予想を超えた美しい街並み、ただ驚くばかり。プロヴァンは12世紀にシャンパーニュ地方の市場都市として栄えた場所だが、よく残された街並みはおとぎ話の世界に迷い込んだような錯覚すらおぼえる。
さすがは世界遺産の街。12世紀の建物がそこかしこに残っている。
 それほど大きくもない街なのでメインの通りもすぐにわかる。昼食時間も迫ったので、街のレストランに寄ってみる。昼食時間となり、小さなレストランは、すぐに地元の人で一杯になった。
 フランス語のメニューで読めたのは、デザートのチーズだけ。定食(Menu)の中から適当にチョイスする。前菜はハムのサラダでバルサミコ酢とマスタードが効いて、スパイシーな一品。地元の人で混むだけに、味は美味しい。
なにしろシャンパーニュ地方の本場に来たのであるから、ここはシャンパンだろう。グラスで8ユーロ。(984円)
 メインは、鶏の腿肉の煮込み?(Muneを撮影し、日本で翻訳して正体が明らかに)。マッシュポテトの付け合わせも大盛りだ。鶏の腿肉も野性的な味がとても美味でした。
 デザートのフロマージュ(チーズ)だけは、フランス語が読めた。白カビチーズは柔らかで美味しい。満腹になるがたっぷり1時間30分は経過。他の客は、お酒を飲みながらたっぷり時間をかけて昼食を楽しんでいるようだ。グラスでシャンパンを飲んで、24ユーロ(2950円)。日本でフランス料理を食べることを考えたら格安だ。
 食後は、運動もかねて街が見下ろせる丘の上に立つセザール塔に向かう。
 12世紀に建てられた塔は城壁とともに街を守るために作られた。塔の中もよく保存されており、興味深い。
 塔の最上部から眺めた世界遺産プロヴァンの市場都市。有名な観光地ではないが、将来もう一度訪ねてみたい街だ。帰り道、街のチョコレート菓子屋でお土産を買う。
 1521の電車でパリには1635に到着。パリ東駅から町歩きをしながら、ホテルに戻る。夕飯は、途中の中華料理屋でテイクアウトしたチャーハンとエビチリをホテルで食べる。明日は、ロンドンと2000にいつもどおり就寝した。
 ところがどっこい。2300に吐き気と下痢で起きた後。午前3時、5時と吐き気や下痢が止まらず、おまけに関節痛を伴う発熱まで追加。旅行に行く前に日本でかかった感染性胃腸炎と全く同じ症状が1週間を隔ててパリで発症した。
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