2010.12 欧州散歩V(アルプス周遊) 22日・23日・24日・25日・26日・27日・28日・ 29日・30日 2010年12月23日ミュンヘンからボローニャ行きの電車でオーストリアを通過しアルプスへ。ミュンヘン駅では天候トラブルで30分も発車が遅れる。今年の欧州は大寒波がやってきて、各地で交通に影響が出ているらしい。途中で今夏の猛暑を過ごしたインスブルックを通過、アルプスの山々は雪化粧している。 イタリア国境に近づくにつてれ天気は急変し、あたり一面は雪とみぞれ、国境はブレンナー駅がオーストリアとイタリアの国境を境している。峠は国道も平行して走っているが、雪の中で行き交う車の量も少ない、この季節の自動車の峠越えにはちょっと勇気がいるだろう。 お昼過ぎにはイタリアのボルツアーノに到着。駅前でピザを食べてホテルに到着。市街地にある考古学博物館でアルプスから発見された約5千年前の遺体であるアイスマンを見学する。シーズンオフのためか、博物館内は見学者もまばらで、ゆっくりの見学ができた。アイスマンの衣装や所持品の考古学的な展示が詳しくて良い。青銅器のコレクションやジオラマも充実した現代的な博物館だ。 国境を越えてイタリアに来たのにドイツ文化圏の匂いが一杯の街だ、ビールやドイツのパン、街頭の看板などドイツ風の景観が目立つ、かつてオーストリア領だったことがこの街に色濃くドイツ語文化圏特有の要素を残しているらしい。 ワインバーというより酒屋の立ち飲みのような所で、地元産のワインをいただく、値段も安くワインの品質も上々。現在では、イタリアでも有数の果樹栽培やワインの産地であるという。 夕食はドイツ風のビアホールでいただく。小麦粉に鶏肉とチーズを入れた団子の食べ物、ちょっと日本人向きな味ではないが、素朴なアルプスの山々の郷土料理なのだろう。 街はクリスマスマーケットで賑やかだが、寒さも厳しいのでホテルで早々に休む。 カラー
29日・30日