2007.3 インド共和国 デリーと郊外の河 3日・4日・5日・6日・7日 9月7日木曜日、0650起床。ホテルは朝食付きでベジタリアンメニューのカレーは家庭的な味なので飽きがこない。街角の屋台のカレーに比べれば野性味はないが、中級ホテルなりの味に仕上がっている。朝の街角のカレーは、やはりワイルドだ。 0830に徒歩で街に出かけ、写真を撮りながら3kmほど歩く。途中下町を通り抜け庶民の生活を垣間見るが、日本人観光客はさすがにいない。デリーの北郊外にあるアショカ王の石碑を見学。残念ながら上半部は欠損している。 正午にホテルに戻りガイドと運転手と待ち合わせ、本当に片言の日本語しか話せない英語ガイドだった。急な間に合わせだから仕方はないが。1215にデリーを出発し、郊外へ。途中で自動車がパンクししばし休憩。 田園を走ること約3時間、ガンジス川沿いの街(街の名前を失念)に到着した。川沿いは小さなガートになっていて沐浴の観光客(もちろんインド人)で賑わっている。どうやら彼らはピックアップバスでやってくるらしい。 念願かなって「聖なるガンガー」へ到着。河の水はヤムナー川のそれよりは濁っていたが、大陸の河ならではの風情がある。 この場所では男性が沐浴し、離れた場所で女性達が川に入っていた。ヤムナー川では、男女の区別がなかったが広い場所では男女に分かれて水に入るらしい。夕方にデリーの戻ればよいので1600に河を出発し、途中の田園で休憩。 水を湛えた村は、少し幻想的でもある。聖なる牛の糞は集積され燃料して使われる。村をゆっくり見たいところだが、ガイドが観光地でない場所には行きたがらない。夕闇のデリーの戻ることにする。 少し予定よりデリー早く戻ったのでガイドと運転手が執拗にショッピングを進める。最初は断ったが、デパートに行くというので了解すると連れて行かれたのは、デリー市内の閑静な住宅地。宵闇迫り人気の少ない住宅地の一室では何をされるか危険を伴う可能性もあり、自動車からは降りず空港に行くように話したら、運転手やガイドも了解し、空港で無事解放となった。 悪質な旅行業者も多いと聞いているので、このようなケースは注意が必要だろう。2010に空港に到着して、チェックインを済ませると日本人団体客に遭遇。久しぶりに日本人に会えてなんだか少しホッとした瞬間、インド旅行の終末を感じた。日本の文化や生活と異質なものと同質なものを双方感じながら、緊張の旅が終わる瞬間だった。 カラー