2007.3 インド共和国 デリーと郊外の河

3日・4日・5日・6日・7

 9月4日月曜日、0630起床(日本時間は1000だから、体はインド時間だ)。インドの人は朝に沐浴するとのこと、シャワーを浴びて朝食。ホテルは朝食付きでベジタリアンメニューのバイキングだが、選択肢が少ない経済的なビュフェ、日本人観光客には不評だろうな。豆カレーとジャガイモを油で揚げたものは美味しい。久しぶりのイギリス食パンも焼きたてトーストで美味しい。
 ホテルを0830に出発、道路には観光客を捕まえようとタクシーやリクシャーの運転手がうるさい。地図を見ながら地下鉄駅をさがす。ホテルから徒歩5分にLine3のKorol bagh駅があり、とても便利だ。オールドデリーの市街まで地下鉄でRs11(33円)。オールドデリーの観光名所の一つ、ラール・キラーに向かう。ムガール帝国時代の都城で、参詣のインド人には帽子をかぶったイスラム教徒が目立つ。外国人は別料金で2ドル。入口には銃を持った警察がセキュリティチェックを行っており、これは地下鉄も同様。インドは、隣国との軍事関係から準戦時下というか?臨戦態勢にある国だ。
 ラール・キラーは1640年代に建設された都城で赤い砂岩で築かれており、ラーホール門は圧巻。
 ラール・キラーをでて、オールドデリーの下町であるチャンドニー・チョウクを見学。市場の隅でインドのミルクティであるチャイを一杯(Rs5)15円。カップ1杯は、意外に量がある。路地に入れば下町の風情が十分すぎるほど残っており、喧噪・雑踏・人混み・異臭など様々なインドの風景に出会える。
 午前の後半は、下町を抜け旧市街にそびえるモスク、ジャマー・マスジットを見学。1654年に建設されたインド最大のモスクで、現在でもイスラム教徒の神聖な場所である。入場は無料だが、カメラの持ち込みは有料(Rs150)で450円。インドの人でカメラを持っている人はいなかったけど。モスクの中はここがインドかと思うほど静かで落ち着けます。
 市内観光とはいえ、気温や湿度も高く、街のインドパワーに圧倒され、午後はホテルで小休止するため地下鉄で戻る。途中、商店で小型のバックパック(Rs400)を購入。昼食は通りの屋台のカレー(Rs15)は45円で、あっさりしていて美味しい。付け合わせの揚げジャガイモ、トマトもいい。屋台のカレーは、どこでも食べられる。
 午後は、ホテルを1450に出発して地下鉄で自然史博物館へ。ところがほとんど閉館に近い状態で10分ほどの見学で退出。徒歩でニューデリーの街を散策した。こちらは、オールドデリート違って近代的なビルが建ち、街並みも都会的。しかし、道路には路上生活の子供達も見られ、インドの現状を少し実感する。
 夕方は、ニューデリーの中心街である、コンノート・プレイスを散策し、地下鉄でホテルへ戻る。夕食はやはりカレー、自然と食べたくなるから不思議だ。
 ホテル近くのインドの中産階級が行くようなファミリーレストランでミニ定食とラッシーで(90Rs)270円。カレーは、豆とチーズが2種。豆入りヨーグルトはご飯にかける。味も香辛料もほどよいので、これなら毎日でも飽きない。
 ビールも飲まず、肉も食べないインド人的生活に突入した。2100に就寝、近年にまれな健康旅行の1日目が終了。
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