2007.3 インド共和国 デリーと郊外の河 3日・4日・5日・6日・7日 9月5日火曜日、インド2日目の朝は0515に起床。シャワーを浴びて0630にホテルを出発。今日は、デリーから南へ160kmほど離れたマトゥラーにでかける。マトゥラーはヒンドゥー教の聖地で「クリシュナ神」の生誕地として知られている。実は昨日、9月4日が神様の誕生日で、街の大にぎわいの様子がニュースで流れていた。今日は、日帰りで聖地を訪ねてみる。 早朝の街には、路上生活者がまだ寝ている。気温はすでに27度くらいあるのでTシャツで寝ていても平気だが、冬はどうするのだろうか? 地下鉄と市バスを乗り継いで(21Rs)、Sarai Kale Khan バススタンドからマトゥラー行きのバスを探す。 ジュースとビスケットをパクつきながらバスを探す。0830発のマトゥラー経由アグラー行きのエアコンバスは、片道131Rs(393円)。車掌の話では、マトゥラー郊外のバイパスを経由するらしい。0840にバスターミナルを出発し、1045に途中のドライブインでトイレ休憩、1205にマトゥラーに到着。所要時間は3時間30分だ。 大通り沿いの小綺麗なレストランで昼食をとる。ベジタリアンメニューのビリヤニを注文、お茶をつけて104Rs。地元の人は見かけない、外国人向けの食堂なのだろうか?ここから市街まではオートリクシャーで移動(60Rs)言い値の80Rsを値切ったが、食事とオートリクシャーの費用は、ここまでのバス代に比べ割高だ。 マトゥラーの考古学博物館は、人気が少なく穴場的な存在。そのコレクションは、カニシカ王の石像や周辺から出土した仏像が秀逸で、紀元前の土偶(地母神)も充実している。 考古学博物館を1340に出発する。外は炎天下で40度近い。人力のサイクルリクシャーでヤムナー川のガートで向かう(20Rs)、街はお祭りの直後だけに人も多い。 ヤムナー川のヴィシュラム・ガートへ到着。思っていたほど河の水は汚れていない、沐浴をしているヒンドゥー教徒の皆さんは、とにくかく嬉しそうで。河の水で口を漱いでいるには驚く。ここまで到達したのでクリシュナを祭る寺院を訪ねてデリーに戻る予定だったが、ここらが体力の限界。猛烈に暑く、人が多く、匂いや衛生環境が悪くてクラクラしてきた。徒歩で街に戻りはじめる。 猛烈に暑い中、エアコンの効いた喫茶ルームがあるわけでない。人がやたらに多く、四六時中喧噪の中に身を置いている。人や動物、汚水など街が発する臭気が混然となった匂い、徒歩で街を撮影しながら進むが、心身共に消耗しますね。もっと若いうちにくるか、団体旅行のエアコンバスで朝に訪れるのがベストです。 個人旅行のつらいところは、疲れていても自力で戻らなくてはならないこと。1530にバスターミナルからローカルバスでデリーに向け出発。帰りのバスは90Rs(270円)でエアコンなし。 途中の街では、スコールに見舞われ気温は一気にひんやりして心地よい。窓から流れる風は冷たいくらい。 雨が降ってきて雷雨になると窓ガラスのない座席は、びしょぬれに。雨漏りはするし、運転中のバスのワイパーは故障中で、結構なスピードで走るドライバーには、前方が見えているのかしら?スコールも収まり、バスは1910にバスステーションに到着。市バスと地下鉄を乗り継いで、ホテル近くのレストランでカレーセット(124Rs)を食べて2030にホテルへ戻る。シャワーを浴びて2100には就寝。今日はかなり疲れました、加齢による体力の衰えを実感した一日。 カラー