永年勤続休暇ツーリング
その3. 小豆島編-1

2011.4.22








世界一狭い海峡「土渕海峡」です。
ギネスに認定されたとか。




3日目 鹿島〜土庄港(平和の群像)〜土渕海峡〜小豆島大観音〜銚子峡〜寒霞峡(かんかきょう)
    〜草壁港〜岬の分教場〜二十四の瞳映画村〜渡し船〜オリーブ公園
    〜国民宿舎 小豆島(宿泊)  60km

さて、本日の天気予報は午後から雨です。
本来の予定では、島を一周するはずでしたが、急坂で有名?な寒霞峡に行き
晴れていて余裕があったら島一周をする方針としました。







小豆島本島と土渕海峡を隔てた島である前島
は狭いと思っていたが、意外に大きくアップダウンもあり
いい感じのところでした。




前島を軽く回って、いざ寒霞峡に挑もうと思い出発しましたが、3発くらい小さい峠があり
正直、疲れました。
そうは言っても、土庄港にはすぐ着くと思っていましたが、10kmのアップダウンの
道だったんです。
良いウオーミングアップとなりました。

さて、行くぞ!! 寒霞峡!!








小豆島大観音です。
神々しいその姿に感動しました。



「寒霞峡」の標識に導かれて進みます。
「かんかきょう」って今ではちゃんと言えますが、
聞きなれない地名ですので、なかなか頭に入らない。

歳をとると、こんなもんです。
新しい事を吸収できなくなる。

その気があっても、そうなんだから、その気がなくなったら
新しい事なんか全く受け付けなくなるんだろうね。
頭は常にリフレッシュして、柔らかくして使い続けなければなりませんね。

ところで「小豆島大観音」って知ってました?
でかい観音様と言えば、東京湾観音、高崎観音、大船観音くらいしか
知りませんでした。

この「小豆島大観音」も大きく且つ凛々しいお姿でした。
惚れました!

地図で見る限りですと、ここから先が本格的な坂になる感じでした
ので、ここまでまずノンストップで来て、厳しい坂に臨む作戦でした。

しかし、この観音様への坂でお腹一杯ですよ。
いやいや、疲れました。








寒霞峡(かんかきょう)へ行く登りの途中にて。
道路には猿が、ふと下を見れば
千枚田が。




九十九折りが始まります。
空も開けてきたし、普通だったらもうすぐ峠に到着ですよ。
もう随分登ったもんね。
たまーーーに車が通るけど、ここら辺は静寂の世界ですよ。
何せ、猿と俺たちしかいないんだぜ。

そして嗚呼、もう疲れて登れないな、と思った頃に現れたのが下の標識です!






「これより3.5km登り急勾配 18%」
と書いてあります。
ここまで来るだけで大変だったのに
まだ、強烈な坂があった!!




一人で行く初めて来る道で一番つらいのが、
あとどれくらいこのキツイ坂が続くのか?
今、どこにいるのか?
あと、どれくらいで目的地に着くのか?
などなど、色々な不安が湧き起るのだが、
全て一人で解決しなければならない事なんです。

また来れる所なら、引き返しても良いのですが、今回は滅多に
来れないところなんです。
引き返したら、その後悔の方が大きい、大きすぎる!!
痙攣しそうな足を揉みほぐし、いざ出発です。

そして、来たーーーー!18%坂!
幸い滅多に車が来ませんので、蛇行しながら汗を滴らせながら
登ります。






ブレーキが利かなくなった車は
ここに突っ込んで止まります。



観光マップには「急坂のため、ローギア使用」と書いてあったので、登りに普通
ローギアは使わんだろう?と思っていましたが、違いました。
そうです、下りのエンジンブレーキでローギアを使え!ということだったんですね。

通常、、この手の急坂はずっと急坂でなく、数百メートルごとに平らな道を作っています。
階段でいえば踊り場みたいなところですね。

ここまで来ると、疲労も限界を超えていましたので、この踊り場まで頑張って登って
一休みするパーターンでの登りでした。
しかし、いつもに比べて疲労が激しいのは何でかと思っていたら、
急坂も理由の一つですが、背中に背負ったリュックが重かった!!

昨日泊った宿でもらった「そうめん」まで入ってるので、重いはずですよね。
島ツーリングは連泊して荷物は宿に預けてツーリングに行きましょう!








寒霞峡(かんかきょう)です。
ロープウェイに乗れば、その雄大な
景色を拝むことができますが
今回はパスしました。



小雨も降ってくるし、ずっと引き返そうと思いながら登っていましたが
四方指という展望台がある所がピークでした。
そこから、200m〜300m下ります。
また、登り返し、そして・・・ついに着いたぞ「寒霞峡」!!

小雨が降っており、ガスっていましたので霞んでしか見えませんでしたが
この寒霞峡、なかなか雄大な景色でした。

小豆島にこんなに山深い雄大な光景があったなんて、全く知りませんでした。


寒霞峡からは、星ヶ城山をぐるっと回りながらの下りです。(1kmくらい登った)
この下り、どこかで見たような?

そうです、白根山への登りにそっくりでした。
したがって、ツールド草津の特訓場にもなりまっせー。
なかなか、快適な下りでした。

ここを下ると、草壁港に到着です。








マルキン醤油です。
辺りは、醤油の香りが漂っています。



小豆島って、オリーブだけが有名かと思っていましたが、さにあらん、醤油も有名だったんです。
また、醤油を使った産物である佃煮も有名なのです。

岬の分教場に行く道の途中にあるこれらの工場は、実はじっくり見学したかったのですが
雨がしとしと降ってますので、先を急ぎます。
残念ですが、次回のお楽しみとしましょうかね。







二十四の瞳の岬の分教場跡です。
平日にして小雨が降ってました
ので観光客も少なく寂れてましたよ。



二十四の瞳のヒロイン、大石先生は、この分教場まで13kmの道のりを自転車で通って
いたそうな。
13kmであれば大したことはないと思われますが、岬の道です。
アップダウンが案外とあり、厳しい寒霞峡の登りで疲労した足にはメチャメチャ辛かった。

しかし、ママチャリで、大石先生、よく毎日通ってましたね。
すごい!と思います。






二十四の瞳映画村です。
雨も降ってきたし、ここの見学も
パスしました。




観光バスで来たら、絶対寄って見学したと思いますが、疲れてるは、雨が降ってるはで
全く見学する気が起りませんでした。
早く宿に行って、一杯飲みたい!
その一心しかありませんでした。

まだ、14時くらいだから晴れてれば、色々行ったと思いますが・・・。








岬の先からオリーブ公園のある町まで
渡し船で行くことができます。
雨も降ってるし、10kmくらいショートカット
できますので、乗船しました。




この日は、渡し船に乗り、かなりショートカットして宿に向かいます。
オリーブ公園は、宿に着いてガイドマップをみると、ギリシャ風車があったり
して地中海的な名所だった。
なんか、雨脚が強くなってきたけど、明日は大丈夫??


続く

その1 しまなみ海道編へ
その2. 四国走行編