永年勤続休暇ツーリング
その1 しまなみ海道編

2011.4.20





青空にど派手なジャージが映えますね。
セルフタイマーなんで、ちょっとぎこちないかな?




4月15日〜5月8日までの24日間、勤続20周年のお休みをとっています。
そのお休みを利用して、通常の方々でしたら、ちょっと豪華に海外旅行!に
なーんて行っているかもしれませんが、俺たちはそんなことはしません。

正確に言えば、2日間くらいぼーーっとしていて、3日目にどうするか考えました。
そうです、17日(日)に半日考えて、しまなみ海道方面に行くことに決定。
当然、現地での移動手段は自転車です。

行動結果は次のとおりです。

1日目 AM6時発 のぞみ(輪行)〜尾道(輪行解除)〜しまなみ海道〜今治
    〜西条 宿泊 (国民休暇村 東予)  97km(しまなみ海道は75km)

2日目 西条〜新居浜〜四国中央市〜金毘羅山〜高松〜(フェリー)〜小豆島(土庄港)
    〜ビーチサイドホテル鹿島荘(宿泊) 145km

3日目 鹿島〜土庄港(平和の群像)〜土渕海峡〜小豆島大観音〜銚子峡〜寒霞峡(かんかきょう)
    〜草壁港〜岬の分教場〜二十四の瞳映画村〜渡し船〜オリーブ公園
    〜国民宿舎 小豆島(宿泊)  60km

4日目 国民宿舎 小豆島〜小豆島ふるさと村〜三都半島〜小豆島オリーブ園〜エンジェルロード
     〜土庄港〜新岡山港〜岡山駅(輪行)帰宅  40km

この行動を実現するために、宿の手配及び電車の手配をせねばなりません。

会社契約の代理店に問い合わせるも、2週間前の予約でないと対応できないという。
2週間!!
ふざけるな!!
この手の、即対応という小回りが利く旅行代理店は小規模でやっている
所でしょう!

今度の佐渡島ロングライドツーリングの旅行一式でお世話になる「タビュー株式会社」
に電話します。

意向をメールすることとし、チケットは取りに行くこととしたら、即上記の宿が決定しました。
さすが「タビュー株式会社」ですよ。
これからも、使わせて頂きますので宜しくお願いします!






尾道駅前です。
約10年前に行ったことがありますが、
駅舎が新しくなっているし、駅前にロータリー
かなんかができて素晴らしくなってました。




10年ぶりくらいに尾道にきましたが、駅前がかなり開発されました。
駅舎も新しくなったかな??

ここは、大林宣彦監督の映画の世界です。
かつては、「転校生」「ふたり」「あした」などを見て
ここに来ましたが、その映画の撮影現場などを探しながら
この街を散策しました。

その懐かしさに胸がちょっと締め付けられました。
尾道城はそのままだし、いいいねー。

ここを真面目に回ったら、半日くらい経っちゃうので
さーーーっと回り、渡し船で向島に渡ります。



※ちょっとお得な情報

しまなみ海道の橋を自転車で渡る場合、全部で6つの橋を渡ります。
(尾道〜向島は船で渡ります。110円です)
橋は有料ですので、それぞれの橋を渡る時に料金を支払うわけですが
全部渡ると500円かかります。

しかし、「しまなみサイクリングクーポン」なるチケットを事前に買うと
250円で済みます。
つまり、250円で500円分のチケットを買うことができるのです。

そのチケットを販売している場所は、尾道では
尾道駅前港湾駐車場、尾道駅構内観光案内所にあります。
今治側では、来島大橋に入る手前にあるサイクリングターミナル
サンライズ糸山で購入できるようです。

その他、各島にあるコンビニでも売っているようですので
買い忘れたら、問い合わせてみよう!





因島大橋

尾道から次の島である向島に行くには
橋でなく渡し船で渡ります。
向島は、大林宣彦監督の「あした」の舞台ですが
それにちなんだ撮影現場を今回は見ることなく
先を急ぎます。
写真の橋は、向島と因島をを結ぶ因島大橋です。
この橋は、自転車道の上に車道がある橋ですが
贅沢なつくりに脱帽です!
瀬戸大橋は、この自転車道のところに鉄道が走ってますね。




出発前に色々なサイトを参考に拝見させていただきましたが、コンビニ等の
お店の正確な情報がわかりませんでした。

結論から申し上げれば、各島にコンビニはありました。
各島は長くても15kmくらいしか走りませんので、食糧調達や
トイレなどは全く問題ないでしょう。
通常のツーリングの方が、田舎や山を走っていますので、
不便であると言えます。


AM11時頃、尾道を出発し、本日の目的地である愛媛県の西条市へは約90km+
ですので、かなりゆっくり行っても5時間で着くでしょう。
従って、夕方の16時くらいには楽勝で宿へ!
と思って走り出しましたが、お店の情報が不確かでしたので
向島にあったコンビニで昼食を買います。

因島にも数件コンビニやスーパーがありました。
全く問題なしです!!

因島は、現地の看板で気づいたのですが、「フラワーセンター」やら「本因坊秀策記念館」
が目につきました。

その中でも、「本因坊秀策」は「ヒカルの碁」で有名になりました。
実在の人だったんですね。
先を急いでましたので、見学しませんでしたが、次回はぜひ見学したいと思います。









生口橋です。
生口島は有名じゃないけど
平山郁夫美術館があったりして
いいんじゃないでしょうか。




初めて走るルートは不安がいっぱいです。
現在地は? お店は? トイレは? 道順は?
様々なことがよぎります。

今回走ったのが平日の水曜日ですので、たまーーーに
ツーリングしている方々とすれ違うくらいで、静かそのものです。
ほとんど誰もいないので、不安、不安、不安・・・。







生口島は案外と走行距離が長い!
この島あたりまではご覧のように青い線が
しまなみ海道の自転車道の目印になってます。








更に生口島続きます。
左の写真がレモンの木です。
ここら辺りは、レモン林となってました。
車道から離れて、自転車専用道となってました
ので来ましたが、ここは最高ですね!!

昼食もここで摂りました。




この生口島(いくちじま)は、瀬戸内海のずい分真中に来たなと思わせる島でした。
コンビニで買ったおにぎりを食べたり、電話したりと30分くらい休んで
いましたが、誰も通らない。

暖かい春の日差しがさんさんと照りつけ、爽やかな風が抜けて行きます。

レモン畑の中でしたので、レモンの香りが風にのって香っています。
ここで、夕方まで採れたてのレモンを使ったチューハイかなんかを飲みながら
ぼーっとしたい!
生口島、なかなか良い島でした。







多々羅大橋です。
生口島と大三島をつなぐ橋です。



さて、ぐずぐずしていると日が暮れちゃう。(といっても、まだ13時過ぎ)
次の大三島めざして出発です。
途中、平山郁夫美術館があり、見学したかったけど、ここもパス。
しばらく走りますと、ご覧のような多々羅大橋が見えてきます。






橋までの登りはご覧のように
ビシッと整備された道があります。
斜度も3%くらいですので
ほとんどスムーズに登ることができますね。






多々羅大橋の鳴龍ポイントです。
手をたたくと鳴龍のような音が
聞こえるらしいですが、よくわかりませんでした??



ここまで来ると、何やら女子大生風の女子グループが散見されるようになります。
どこかの島に宿泊してレンタサイクルかなんかでポタリングしてるんでしょうな。






大三島も良いところでした。
サイクリングロードは5kmくらいと
短いんですが、島を回ったら
30kmくらいあるんじゃないでしょうか?



青い空、青い海、白い雲、爽やかな風の環境は確かに素晴しい!!

でもねー、一人で走っているとその感動を分かち合えないので、
40kmくらい走ってると正直、飽きてきます。

夏に行けば、ここで泳いだりして、飽きることなく楽しめると思いますよ。




大三島橋です。
短いんですが、向かい風が強かったです。



この橋で、学校が終わって下校するたくさんの中学生とすれ違いました。
皆、挨拶してくるんで、最初は普通の声で応えてましたが、だんだんテンションが
あがってくるんですね。
最後は、20人くらいの集団に大声で挨拶してました。








伯方島は数キロしか走りませんが、瀬戸内海の
真ん中にいる感じがあり、好い所ですよ。

宿泊したい場所ですね。



写真の場所は、伯方島、土産物屋の駐車場のはずれにあったベンチです。
いい感じの砂浜が広がっていました。
彼女と二人で夕日などを愛でながら、キスなどをしたら最高な場所かと
思いましたね。

彼氏もしくは彼女がいるあなた!!
ここら辺りが、アタックチャンスの場です!!

ここ、しまなみ海道は、恋を成就するのに持ってこいの場かと思います!!!







伯方・大島大橋です。
このアタリまでくると、「しまなみ」という
感じがひしひしと感ぜられますよ。




伯方・大島大橋を渡った大島からの光景ですが、ちょうど潮が動いている時だった
んでしょう、海が川のように流れていました。
そこここには、鳴門の渦潮のような渦潮も発生しています。
ガンガン流れている流れは、津波を思わせ、恐怖さえ憶えました。

もう少し行ったところに、村上水軍博物館があり、その近くから、この潮流体験の
観光船がでていました。
かなり、乗りたいと思いましたが、これも次回のお楽しみとしたいと思います。








ここからが、最後の橋である来島海峡大橋です。
しまなみ海道とはよく言ったもので
サイクリングしていると海を本当に感じる
道だと思いました。






来島海峡大橋の上から海峡を望む。
狭い海峡ですので潮が流れているのが
よくわかりました。




この来島海峡大橋は3つの橋から成っており、その高さ、長さが今までの橋とは
全く違いました。
こんなデカイ海峡に橋を架けちゃう、日本の土木技術はすごい!サスガです!!

これで、夢のしまなみ海道は終了です!
往復して、尾道あたりに宿泊してもいいかなと思われました。

そうそう、言い忘れてました。
この大島は、大きいアップダウンが1つあります。
我々からすると、ちょっときついくらいの感じなのですが
一般の方々にはかなりキツイ坂だと思います。

タンデムの自転車でへこたれながら仲良く登っているカップルに
声援を送り抜きましたが、かなりつらそうでした。
俺たちは? ニコニコ顔で登っていました。







そして四国に到着です。
まだ時間が早かったので、今治城の
周りを見学しました。



愛媛県は生れて始めてきました。
今治という所は、タオルの生産高が日本一という
ことしか知りません。
しばらく走っていると「今治城」という看板がありました。
まだ、日没までには時間が2時間くらいありましたので
迷わず城に向かいます。





本日の宿泊場所にやっと到着です。
ここでは、カウンターのバックヤードに
即自転車を保管していただけました。
誠にありがとうございます。




しまなみ海道から20kmくらい走ったんじゃないでしょうか。
やっと西条市にある本日の宿に到着ですよ。
なんだかんだ言って、見知らぬ土地にして海を渡るということで
緊張してたんでしょう。
かなり疲れてました。

温泉にゆっくり浸かり、美味しい「伊予牛づくし」を食し、ぐっすり眠りました。


その2. 四国走行編へ続く