永年勤続休暇ツーリング その2. 四国走行編 2011.4.21 高台にいるということは・・・ そうです、四国にも峠がありました。 |
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2日目 西条〜新居浜〜四国中央市〜金毘羅山〜高松〜(フェリー)〜小豆島(土庄港) 〜ビーチサイドホテル鹿島荘(宿泊) 145km ※国民宿舎 東予での出来事 国民宿舎 東予での「伊予牛づくし」は最高でした。 一人宿泊する夜は、さぞ寂しいかな、と思っていましたが さにあらん、ちーーーーっとも寂しくありませんでした。 むしろ楽しかった。 団体さんと一緒の大広間での食事でしたが、彼らはバイキング形式の食事、 私は席も団体とはちょっと離れた場所でのコース料理です。 「給仕係りのお姉さん」(以下「お姉さん」と称す)が、入れ替わり立ち替わり何かと面倒をみてくれます。 何でこんなに面倒をみてくれるんだろう?と思っていたら、そうです、団体客は 皆、俺たちより先輩だったんです。それも、恐らく10歳以上離れた大先輩の軍団です。 最年少の色黒のスポーツマンが食事をしてるんだから、モテマスわなー。 牛のたたきかなんかに付けるソースが非常に美味かったので、「お姉さん」 にその旨を伝えると、彼女は早速、料理長に報告! 約30分後、料理長に聞いた作り方の報告が来ました。 「玉ねぎとか、にんにくを炒めて 云々・・・」 「そうですか、作り方は分りましたが、その作り方の塩梅が ポイントなんでしょうね! 料理長には、料理は全体的に美味しかったけど 特にこのソースが美味かった旨を伝えてね!」 ワゴンサービスかなんかで、「お姉さん」が地酒を団体客に勧めていますが いま一つ売れてません。 そりゃそうだよね、宿泊費を安く抑えて、沢山旅行して楽しんでいる方々 は出費を最小限に抑えてますので、宿のお酒なんか飲まないでしょう。 そこへ行くと、俺たちは旅行代金は基本的に永年勤続で出たお金で賄って いますので、多少出費しても全く問題ありません。 「お姉さん」を呼び止め、お酒選びですよ。 なんだかんだ言いながらの楽しいお酒選びでした。 「お酒の濃さは半々くらいですか?」などと 言われましたが、「適当で結構」と言うと これまた、濃い目に作ってくれるんですねー。 「最後にデザートが出ますので」 「それじゃ、食べ終わったら頃に合図すれば良いんですね」 そして、濃い目の焼酎を飲み終わったので、合図をします。 ちょっと忙しそうでしたが、対応していたお客を捨て置き、 「ハイ!」と元気よく返事をしてくれ、俺たちの対応をしてくれました。 なかなか楽しい一時でした。 さて、出発です。 今日は高松まで140kmくらいありますので、気合いを入れての出発です。 暫くR11を東にひた走りますが、ずーーーっと気になっていた事があります。 そうなんです、大型のトラックが非常に多いのです。 広い国道だったら問題ないのですが、片側1車線の路肩が狭い道が続きます。 走っていてめちゃめちゃ危ない。 我慢して走ります。 |
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西条市街にあったお寺です。 そうです、ここは四国八十八か所霊場の地 だったんですね。 「吉祥寺」という名前で立ち寄ったのですが なんと秘仏「マリア観音」が安置されているようです。 |
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今回走行した所は、言ってみれば四国の上部の角と角の間を横断したわけです。 今治市、西条市、新居浜市、四国中央市、観音寺市、丸亀市、坂出市、高松市と そこそこの市を今回のツーリングで通過しましたが、峠が三つもあったりして正直言って 辛いツーリングでした。 そんな所を歩いて巡礼しているお遍路さんには頭が下がります。 ところで、先ほどの続きですが、R11は大型トラックが本当に多い。 そこで、I−Phoneで道を検討します。(なんと、今回のツーリングでは地図不持参) 「お!海岸方面に行けば県道があるじゃん。」新居浜を過ぎたあたりから、海岸沿いの県道 を行きます。 そこは、工業地帯でしたが、道は広くアスファルトも整備されており最高でした。 大王製紙のどでかい工場が印象的でした。(エリエールかなんかを作っているみたいです) 工業地帯を抜けたあたりに「道の駅」があり、ちょうど昼時でしたので立ち寄ることに。 しかしながら、そこは食事はできないとの事。 しかたなく、気になっていた「和三盆ソフトクリーム」を注文。 美味かった!? |
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適当な食事処がなく、香川県に入り 見つけたのがこの「田舎うどん源」です。 道から外れていますので、知る人ぞ 知る名店みたいです。 |
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山が海岸線に迫ってくると、道も国道1本になり、またまた大型トラックの危険にさらされます。 ふと標識を見ると、右 琴平とあります。 I−Phoneで念のため調べると、金毘羅様まで一直線の道だった。 当然、その道を行きます。 気がつくと、もう香川県じゃない。 香川県と言えば、讃岐うどん! 道沿いに数件ありましたが、どうも美味そうじゃない。 空腹を我慢して走っていると「讃岐一番をめざして 源」の看板がありました。 これは、怪しいと思いながら看板をたどって行くと、ちょっと奥まった 田んぼの中にありましたよ。 かなり腹が減ってましたので、思い切ってそのお店に入ります。 ぶっきらぼうな、テーブルが並んでおり、これまたぶっきらぼうに、でかいヤカンが 各テーブルに置いてあります。 お茶じゃなく、水が入っていたと思う。 でも、ツーリング中の俺たちにとっては好都合です。 ヤカンの水を半分は飲んだかな? そこへ、ぶっきらぼうな女将さんが出てきて、注文を取ります。 よく分らないんで、無難に「カレーうどん大」を注文。 待っている間に、壁に貼ってあるチラシを見ていると、「肉ぶっかけ」 がどうも名物らしい。 TVでも紹介されたらしい。 次に入ってきたお客さんは、迷わず「肉ぶっかけ」を注文していた。 まあ、いいや、次回? 食べれば。 カレーうどんもなかなか美味かったと思います。 |
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田圃と思いきや、一面の麦畑でした。 5月〜6月くらいが麦の刈入れ時期である 「麦秋」ですので、もうじき収穫ですね。 |
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本日の走行は辛かった。 アップダウンがあったのはいつもの事ですので、大したことありません。 そうです。 大型トラックに数えきれない程抜かれ、その度に肝を冷やしていた事が原因でしょう。 あんな環境で四国一周を回ったら、神経がおかしくなっちゃうかもしれません。 ここで、ご提案です。 四国八十八か所霊場回りを実施する方々の為の、自転車及び歩行者専用道を 造ったらいかがでしょう? そして、四国をウオーキング及びサイクリングの先進地域とするってのはいかがでしょう? |
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ここまで2つの大きい峠を越えてきましたが 「コンピラ様」に着く前にもう一つあったとは・・・。 西条市〜高松市までに合計3つの峠がありましたが どれも傾斜は7%くらいですが距離が案外と 長く、ずーーっと登りみたいな峠道でした。 |
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この伊予見峠を越えると平らな讃岐平野が広がっています。 確かこの峠に登る手前にも霊場があったはずです。 お遍路さん、この峠超え、大丈夫? 今回の走行距離は145kmですが、途中にある峠を勘案すると 決して余裕がある工程ではありませんでした。 万が一、早く着いたら「金毘羅様」の階段を登ってお参りするつもりでした。 その結果は、どうだったんでしょう? |
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ついに来ました「金毘羅様」。 かなり、賑わってました。 |
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金毘羅様の参道は物凄く混んでいました。 バスもたくさん待機してたけど、お客さんは皆登ってるんでしょうか? 登るのに約1時間かかるらしいので、往復2時間弱。 これから、高松まで行く時間を考えると無理です。 小豆島でなく高松やこの金毘羅あたりで宿を取っときゃよかった。 金毘羅様詣出も次回の課題となりました。 |
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「国分寺」という地名があったので、立ち寄り ますとまさに、讃岐国 国分寺でした。 |
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金毘羅様から、どうやって高松まで行くか・・・。 I−Phoneだと全体が良くわからないので判断がつきません。 本当に分らなかったので、一番手堅い行き方を選択します。 そのコースは 金毘羅様〜丸亀〜坂出〜高松です。 丸亀の街に入らんとする時、日本昔話のてんこ盛りのごはんのような 山が突然出現しました。 先を急いでましたので写真は撮りませんでしたが、かなりインパクトがある山です。 後で調べたら、「飯野山(讃岐富士)」と呼ばれている山でした。 関西の金剛山じゃないですが、毎日登っている人がいるらしく 1000回登頂とか2000回登頂とか、その記念の碑があるらしい。 ここも、次回行きたいところです。 瀬戸大橋の四国側で有名な坂戸市を過ぎ、さてやっと高松に着くかな と思っていましたが、さっきから「国分寺」という標識が目に着きます。 「なんじゃそりゃー。」と思いながら、一応立ち寄ってみると、「国分寺」でした。 これぞ、聖武天皇の勅願により建立された、全国の国分寺の一つである 讃岐の国の国分寺でした! ここも、立派な造りのお寺でしたが、先を急いでいたため、山門を撮影しただけです。 次回、訪れたいと思います。 ※高松での出来事 高松市役所を越えてまさに高松港に着かんとする時、ふと思い立って 国道沿いの横断歩道近くで「国盗り」をやってました。 ふと見ると、荷物をたくさん積んだマウンテンバイクが通り過ぎていきます。 「国盗り」で高松と屋島を盗り、「讃岐守」になってほくそ笑んでいると さっき通り過ぎたマウンテンバイクが近づいてきます。 「ここら辺で、自転車屋さんを知りませんか? 私、韓国人です。」 「東京から来たんで知らない」と言うと、困った顔をしているので I-Phoneで自転車屋を調べてあげることにしましたよ。 やっと見つけましたが、通常の自転車屋なのでマウンテンバイク用 のタイヤは無いという。 その時は、空気はすっかり抜け、自転車を押している状況でした。 小豆島へのフェリーの時間もありましたので、マウンテンバイク用の タイヤがありそうな自転車店の紹介を受けて足早に向かいます。 ところで、その韓国の彼は、現在、四国を一周している最中とのこと。 以前から日本にいて、日本一周も実施したこともあるんだって。 そして、来月には韓国に帰るんだって。(原発事故の影響?) そして、着いたのが、なかなかの自転車専門店です。 主人も、高松で1番のお店と自負してました。 (イチカワくらいの規模かな) そこで、問い合わせるも希望するブロックタイヤは品切れとのことですよ! 違うサイズはあったので価格を聞いていたが何やら渋っている。 (オイオイ、俺たちは時間がないんだぜ!) 結局、購入せず! これで、これからの旅は大丈夫?と心配すると、 ジャスコかなんかの自転車屋で安いタイヤがあったから、そこで買うとの事。 「最初からそこで買え!!」と叫ぶのをぐっと堪え、フェリー の時間があるのでここでお別れする旨を告げて彼と別れます。 最初に自転車の症状をチェックして彼の希望をちゃんと聞いてから 行動すべきでしたよ。 出航10分前に何とかすべりこみで乗船できたから良かったので、 ちょっと興味深い話として異文化をご紹介させて戴きました。 |
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その1 しまなみ海道編へ |
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その3 小豆島編ヘ 準備中 |