土のリフレッシュとして、寒起こしとか天地返しを行いたいところだが、畑の借用期間が4月から翌年の2月末のためそれは実施できない。
季節を問わずに行える「石灰窒素で土壌改良」ということを知り、今年は早速その方法で実施した。石灰窒素は「農薬肥料」とも言われ散布し
てから2週間~1か月は農薬として病害虫などを死滅させその後成分が分解し肥料分として土中に残る。土中の酸度調整にも役立つというこ
とで4月4日に石灰窒素を菜園に散布して今年の農作業がスタートした。
石灰窒素は60g/㎡が基準。1畝3㎡なので、1畝に180g散布。更に
消毒のために透明ビニールで土を覆った。
4月14日には 珪酸塩白土2㎏を連作障害対策として散布。
畝(長さ290cm)は2本とし、左畝はトマト、キュウリを、右畝はモロッ
コ、インゲン、スナック、オクラを植えることにした。
トマト、キュウリは畝幅を120cmとした。溝施肥として端から35㎝に
間縄を張り、その外側に幅15cm、深さ20cmの溝を2本掘り、その溝1
本当たりに堆肥12ℓ、ぼかし300gヨウリン90gを入れた。
他方の畝は全面施肥とし同量の肥料を入れ、その上を透明ビニールで
覆った。種蒔き、植付は4月20日以降始めた。
各野菜の状況 | |||
1.発芽時及び植付直後の状態 4月末 | |||
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キュウリ 4株 (強うま、夏スズミ、四川、うどんこつよし) 植付4月24日 |
トマト 8株(強うま*1、アイコ*5、フルティカ*2) これはアイコ 植付4月24日) |
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トマト 8株(強うま*1、アイコ*5、フルティカ*2) これはフルティカ 植付4月24日 |
オクラ(4箇所) 種蒔き4月6日 発芽4月28日~30日 植付26日 |
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モロッコ(4箇所) インゲン(2箇所) 種蒔き(直播)4月20日 発芽4月28日~30日 |
エンドウ(4株) 種蒔き4月3日 発芽4月7~9日 植付4月23日 |
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2. 6月中旬頃の生育状況と収穫 | |||
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6月18日の菜園全体。手前の畝 左からモロッコ、スナップ、オクラ。奥の畝左からトマト、キュウリ |
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5月23日(植付1か月後)にきゅうりの1番果を収穫したのに始まり、5月29日にスナップ、6月15日にモロッコ、アイコの収穫が始まった | |||
スナップは6月20日に収穫を終了した。合計395個の実を収穫出来た。今少し撤去を伸ばすことも出来たが、うどんこ病が激しく他の植物への | |||
伝染を防ぐため撤去した。毎年スナップはうどんこ病に悩まされる。農薬を使わずに、食酢で対応しているが効果は少ない。 | |||
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オクラ 6月18日 | オクラ1番果収穫 6月21日 | トマト(アイコ) 6月21日 | |
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キュウリ 6月18日 | キュウリ収穫 6月18日 | モロッコ 6月21日 | モロッコ収穫 6月21日 |
3.収穫状況 |
野菜名 | キュウリ | インゲン | えんどう | ||||
強うま | 夏スズミ | 四川 | うどんこつよし | モロッコ | インゲン | ||
初回収穫日 | 5月28日 | 5月23日 | 5月26日 | 5月28日 | 6月15日 | 6月27日 | 5月28日 |
総収穫個数 | 61本 | 80本 | 26本 | 72本 | 705本 | 223本 | 395個 |
最終収穫日 | 8月11日 | 8月20日 | 7月 1日 | 8月20日 | 7月15日 | 7月19日 | 6月20日 |
野菜名 |
トマト | |||
アイコ | フルティカ | |||
7月21日収穫 全体と房なり |
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初回収穫日 | 6月21日 | 6月21日 | ||
総収穫個数 | 914個 | 219個 | ||
最終収穫日 | 8月31日 8月31日 |
野菜名 | オクラ |
初回収穫日 | 6月21日 |
総収穫個数 | 490 個 |
最終収穫日 | 10月24日 |
4.8月の収穫状況
キュウリは既に1株から70本収穫し、品質は落ちている。それでも収穫が続き、秋野菜の大根、ブロッコリーを植えるまでは時間があるの で栽培を続けている。
トマトは関東地方の良い天気のお蔭で、大豊作。おいしい実をたくさんつけている。7、8日と連日収穫したのは、台風11号の接近が予想 されたため。まだまだ十分な収量が期待できる。
オクラの旬は8月である。連日収穫しその日の夕食で頂いている。新鮮で美味である。昨年は10月まで収穫できたが、今年はどうか。昨 年は5角オクラを栽培したが、今年は丸莢オクラで種類を栽培している。収量は少なくなっている。味も5角オクラの方が美味しい。
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8月7日 今年最大の収穫量 10本 |
8月7日 一株から70本近い収量 品質は落ちているが、収穫 |
8月7日 アイコ52個収穫 |
8月8日 前日に続きアイコ70個 フルティカ8個収穫 |
5. 夏野菜総括
キュウリ:四川以外は8月の中旬まで70本以上収穫出来た。ふつう30本~40本と言われている。四川は7月1日まで26本の収穫。美 味しいが収穫量は多くない。スーパーの販売価格は他のキュウリの2倍近くする。特別扱いされている。
トマト:アイコ::種蒔き:3月1日 植付:5苗を4月24日 初収穫:6月22日 最終収穫:8月31日 総収穫個数:914個
ミニトマトでありながら大粒で形が良く、赤色が鮮やか、味も申し分ない。
フルティカ::種蒔き:3月1日 植付:2苗を4月24日 初収穫:6月22日 最終収穫:8月31日 総収穫個数:219個
アイコよりはやや品質・収量ともに劣る。
秋野菜の大根、スティックへのバトンタッチへの転換に時間的余裕を多く取るために、キュウリ、トマトともに1~2週間の早植えが望ましい。
スナップ:4箇所10株 種蒔き:4月3日 植付:4月20日 初収穫:5月27日 最終収穫:6月20日 総収穫個数:395個 24日間 平均16個
/日 美味しく食べれたが、うどんこ病対策を頻繁にやる必要がある。研究が必要。
モロッコ:4箇所12株 種蒔き:4月20日(直播) 初収穫:6月15日 最終収穫:7月17日 総収穫個数:705個 32日間 平均25個/日
十分な収穫 知り合いにさし上げたが、評判は上々。
オクラ:4株 種蒔き:4月6日 植付:4月26日 初収穫:6月21日 最終収穫:10月24日 総収穫個数:490個 4ケ月の 長期にわたり安定収穫、孫の大好物。
秋野菜
1.大根:種蒔き:1回目種蒔き:9月10日
2回目種蒔き:9月24日 2回目の間引き(1株に):10月14日
間引き;9月10日種蒔き分:1回目の間引き(3株に 双葉が開いたとき):9月14日 ネット張る
2回目の間引き(1株に 本葉が5枚):9月29日 施肥
9月24日種蒔き分:1回目の間引き(3株に):10月8日 ネット張る
2回目の間引き(1株に):10月14日 施肥
収穫:1回目収穫 11月22日 太くみずみずしい美味しい大根が収穫出来た。
食べきり次第収穫をする。長く置いてもすがはいらず美味しく食べられる。
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11月2日 左:大根 中:スティック 右:大根 | 11月2日 大根の生育状況 | 11月22日 収穫した大根 長さ40センチ |
2.スティック
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種蒔き:1回目 7月21日 10ポット20種 2回目 7月29日 5ポット10種 植付: 1回目 9月10日 8株 2回目 10月26日 2株 3回目 10月28日 2株 収穫: 頂花 11月2日以降 脇芽;11月12日~2月28日(菜園返納日) |
毎日我が家の夕食を賑わしている。 ブッロコリーより栄養価も高く、何よりも、 緑色が鮮やかで、美味しい。 孫の大好物で、よく食べる。 市場には目にすることはなく、家庭菜園 でしか手に入らない。 |