大弛峠を制覇
2012.8.19



本日は青い空、白い雲と夏らしい天気でした。
峠の涼しさと甲府盆地の暑さが良いコントラストでした。




まだ体力があるうちに越えておかなければならない峠がいくつかあります。
そんな峠の中で、超一級的に厳しい峠が今回登った大弛峠です。


コース:JR中央本線塩山駅(輪行)9:50〜クリスタルライン〜琴川ダム12:00〜 川上牧丘林道〜大弛峠(2,360m)13:50
復路は来た道を折り返す。〜塩山駅14:40(70km)


長いアプローチ(35km)、標高差(2,000m)と超一級の大弛峠は一生に一回は自転車で行ってみたいと思っていた
峠です。
それでは、いつ行くか?
そうですよ、心身ともに充実している今をおいてない!!

途中での撤退も覚悟しながら、意を決して早朝の電車で輪行し塩山駅に降り立ちます。





1000mくらい登ったでしょうか。
ここら辺まで来ると、涼しい山の風が吹いて来ます。
道も樹林の中のワインディングロードとなります。



今回の登りでどこが辛かったって?
それは、ご覧の樹林帯に入る前の、甲府盆地のどこまでも続く真っ直ぐな上り坂でしょう。
あんなに辛い登りは暫くは行きたくありませんね。
でも、暫くするとまた行きたくなっちゃうんだろうな。

今回は初めてだったので、振り返るとここが辛かったと思っていますが、
次回からは、行く前から辛いと分かっているので、その辛さはいかばかりのものか?
逆に、大したことない!と思うかもしれない。
どうだろう?
ちょっと試しにまた行ってみる!?







琴川ダムです。
ここまで来ると高原の爽やかな風が吹いていて
かなり涼しい。
ここまで、塩山から20km登りっぱなしです。
あと15km!
頑張るっきゃない!!



この琴川ダムの手前の高台が鳥居峠という峠でした。
ダムが見下ろせる展望台で5分休憩です。

ここの気温は、もう秋です。じっとしていると、肌寒い。
真夏なのにこんなに涼しいとは・・・。
登りは良いけど下りの寒さが思いやられます。(まだ峠に着いたわけじゃないのにね)








かなり山奥に来ました。街はもう見えません。
ふと前を見ると、懐かしい山 「金峰山」が姿を現すじゃないですか。
慌てて、シャッターを切ります。




ここはもう、奥秩父の山奥です。
こんなところでパンクしたらアウトだろう。
30km以上、歩いて下るなんてぞっとします。

金峰山は嘗て若かりし頃、単独で登った山です。
山頂にあるデベソみたいな五丈石が目印のこの山は、良い山です。
今回目指している、大弛峠まで車で行き、そこから登るのが最短ルートみたいですね。
かつては、韮崎駅からバスで増冨ラジウム鉱泉に行き、更にマイクロバスに乗り換え
金山という金峰山の登り口へ行って登ってました。

まさか、こんな近くに、自転車で来るなんて!! 想像もしてませんでした。







そして着きました。大弛峠!!
標高差2,000mの峠ってそうそうないよ。
こんなに自転車で登ったのは当然初めてです。



いやいやー疲れました!
何も眺望が無い峠でしたので、峠に着いた達成感があるものの
感動はあまりありませんでした。

5分くらい休憩して下ってしまいましたが、今思えば「大弛小屋」まで徒歩で行き
名物?のラーメンを食べれば良かった!!

次回?は食べに行こ!

峠からの35kmの下りは、大変に寒そうだったけど、実際下ってみると
そうでもありません。
途中途中で、段差がかなりあり、ジャンプする要領で前輪を持ち上げないと
パンクは必定です。気を付けて下りましょうね。

登りは4時間かかり、下りは50分しかかかりません。
そのあっけなさが、かなり印象に残る峠でした。

塩山駅に着いて、駅前にある定食屋でビール&ウドンで〆て輪行です。

今年は、もう一回行こうかな。
ご希望の方がいらしたらご案内致します。