2011スポニチ佐渡ロングライド210参戦
2011.5.15



戦い終わって、充足の面々です。
観光組
2名 レース組15名で参加しましたが
皆さん満足のようでした。





今回の大会の走行距離は
210km。
6時にスタートしてゴールに着いたのが午後240分。トータル走行時間8時間40分です。
エイドステーション(AS)では最初の相川ASを除いて全て休憩しましたので6回休憩した
こととなり、
40分は休んでいると思います。
そうすると、ネット走行時間は8時間となり、平均速度は26.25km/hとなります。
アップダウンが多い佐渡なので、かなり早いスピードだと思います。
何と、サイクルコンピュータを宿の荷物に置き忘れてしまったので、
正確な速度を把握できないのです。残念!!


コース:5月14日(土)青梅街道〜東京駅丸の内口(輪行)〜貸切バス〜新潟港〜フェリー
〜佐渡が島(両津港)〜佐和田(潮津の郷)宿泊
5月15日(日)
佐和田〜相川〜入崎AS〜Z坂〜大野亀〜はじきのAS〜両津BS(昼食)
〜多田AS〜小木AS〜素浜AS〜佐和田(ゴール)210km 走行時間:8時間40分







船の旅って素敵ですよね。
前回の旅で小豆島へ行きましたが
その時も船に乗ったんですが
大海原を行く状況が、非日常感をアップさせ
るので心がハイになるのだと思います。



初日は佐渡が島まで行くだけです。
ですから、バスに乗った瞬間(AM10時)から宴会開始です。
始めて我々の行事に参加された「ハルハル姉妹」はさぞあきれた事でしょう。
最近、歳のせいかすぐ酔っちゃう俺たちですので、今回も
AM11時頃には良い気持ちになってます。

そんな中、例年のとおり、隊長によるビデオ撮影が実施されてます。
一人ずつ、自己紹介兼レースに向けての抱負などが撮影されてます。

俺たちは、いつもの通りバスの前の方の席に陣取っているので、
抱負の発表はずっと後の方です。
この勢いじゃ、発表する頃は酔っ払いじゃないの??

そんな中、事件が起こりました。
高速は渋滞してるし、お酒は飲んでるしで、おしっこをしたくなるのが人情です。
次のパーキングまで、あと10kmくらい?
しかし、のろのろ運転で何時つくかわからない。
堪りかねたW氏は(そうです、ヤビツ峠ツーリングの時に寝坊で不参加した
Over Sleep W氏 通称 OSWです)携帯おしっこシートを使ってバスの後部座席で
さっぱりしました。
それを見た「ハワイアン陽子」が付けたねーあだ名を。
それから、OSW改め「オシッコちゃん」となったのでした。めでたし、めでたし。

そして新潟港から佐渡島までフェリーですよ。
日本海の荒波は大丈夫??
なーんて心配は無用でした。

気が付いたら佐渡島の両津港です。
ここは、明日のレースの100km地点にして、弁当が支給される弁当ステーション(BS)
ですね。
まあ、ここまでは来れたとしても、残り110kmもあるんですよ!
大丈夫???

さて、宿泊施設の「潮津の郷」は夜に到着です。
まあ、宴会もそこそこに終わらせ(超珍しい)、寝ました。
何せ明日は3時起きだよ!!








さあ、出発ですよ!
210kmを走るAコース組は2,000人
も参加してるので、スタートから自分がスタートするまで
15分くらいかかりました。



そして、ふと気がつくともう起きる時間です。
何やら周りの人からお話を聞くと、ふすまが開いてるので、部屋続き
の隣の部屋では、いびきのオンパレードだったとか。
速攻で寝てよかった!

当初の予定では、宿からスタート会場まで10kmくらいなので、
自走で行く予定でしたが、e-部長の取り計らいでマイクロバスで
行くことになりました。
でも結果として、マイクロバスで行ってよかった。
10kmと言えども、本日走る210kmの負荷を軽減するためには
有効だったと思います。


そして、スタートです!!
6秒ごとに5人づつくらいの選手がスタートします。
ですから、5時45分のスタートから15分後にスタートラインを切ったので
先行する選手は750人ということになりますか。

今回のレースの210kmの参加者は約2000人ですので、およそ
中間位置でのスタートですね。










これが噂のZ坂だ!
登ってみると、写真右の絶景が待ってました。
佐渡って素敵な所だな!と頭に刻み込み
休まずに先を急ぎます。
写真は?GGが撮ってくれたものです。





スタートし暫くは平坦な地形が続きますが、程なくアップダウンがあらわれます。
緩やかにして、短い登りですので、ほとんどギヤを落とすことなく坂を登ります。
登り坂では100人くらいは毎回抜いていたかと思います。
しかし皆さん、体力を温存しているというものの遅すぎ!!


快調に飛ばし、相川ASは予定通りパスします。
でもこれがいけなかった。

次のASは40km地点の入崎ASですが、25kmくらい走行した時点でボトルの水が
無くなりました!

入崎ASまで案外とアップダウンがあり、水きれの状況は辛かった。
相川ASで水だけでもさっと補給していれば随分、走りが楽だったかと思われます。
逆を言えば、入崎ASまでの走りは超辛かったーーー。


そして入崎ASに、やっと到着!!
カットしたオレンジやらバナナやらが食べ放題です。
水も、スポーツドリンクと水がでかいタンクからボトルへ補給できます。
更に、塩おにぎりも食べられます。

水分補給ができなかった影響で疲労が回復せず、ここで10分以上休憩を余儀なくされました。
やはり、補給は大切ですね。

さて、この先が有名な「Z坂」と「大野亀坂」がある厳しい道が始まります。
入崎ASでは、トイレが混んでいましたのでパスし、「Z坂」手前でトイレに行きます。
さて、ここから2つの大きな坂はノンストップで越え、「はじきのAS(72km地点)」
に行くぞ!!







大野亀坂です。
ここは、大佐渡の一番北側に位置する所で
その荒涼とした光景がかなり印象に
残った場所です。
が、ここもノンストップで通過します。
写真はGG撮影です。




「Z坂」「大野亀坂」とも決して楽な坂ではないのですが、気合いが入っていますので
難なく越えることができます。
今思えば、この前半戦の大佐渡の風景が本当に素敵だなと思いました。

後半の小佐渡も素敵な光景があったと思いますが、残念ながら疲れすぎちゃって
風景は覚えてません。

「大野亀坂」を越えると程なく「はじき野AS(72km地点)です。
なんかねー、さっきから足に違和感があります。
レッグウオーマーをしているんですが、ヒラメ筋のあたりの筋肉が
まるでエイリアンがいるように、ムニムニ動いています。
これは、もしやこれ以上無理すると足がツルかも??

「はじき野AS」では、さすがにガス欠でしたので、塩おむすびをごちそう
になります。
塩が効いていて美味いねーー。
そして、佐渡の米も美味い!!
参加賞で「佐渡の米1kg」をもらったけど、家で食べるのが楽しみです。

さて、出発!と思ったら、右のクリートがおかしい。
チェックすると何とクリートのねじが緩んでる。
アーレンキーを出してねじを締めようと試みるも、ねじ穴に土砂が固く詰まって
アーレンキーが入らない。
仕方なく、アーレンキーセットの内で一番細いやつで、土砂をほじくります。
しかし・・・、なかなか固く詰まった土砂は取れない!

10分以上も時間をかけ、やっと何とかねじを締められる隙間をつくる
事に成功!

今思えば、この10分間+の差で「おしっこちゃん」に負けたのかなと思います。

はじき野ASから両津BSまでの28kmは、黙々と走ります。
幸い、アップダウンが少ないんで、エイリアンのように動くももも落ち着き
快調に走ることができました。

そういえば、沿道に住む方々が、そこかしこで応援してくれます。
尻は痛いし、それ以上に尿道あたりが圧迫されて感覚がなくなる
程痛いを通り越してる状況で、もう途中で休もうかなと思っている
矢先に、地元の方が応援してくれます。

いやいやー、有難かったです。
応援される度に、気合いを入れなおして走ってました。

そして、やっと着いたよ両津BS(100km地点)!!

何か去年は「コッテリ系」「さっぱり系」の2種類が用意されていたとの
情報があったので、今回は3種類!? かと思っていたら
1種類でした。
鳥の空揚げかなんかがおかずの、通常の弁当でした。
ちょっと期待外れでした。

さて、残り110km(何と、まだ半分走ってなかった!!)やったるでー。

次の多田AS(140km地点)まで、何とAS間で最長の40kmです。
ここは、緩やかだがちょっと長い坂があった記憶がありますな。

多田ASでは、おにぎりを振舞っていた、高校生?の彼女らが印象に
あります。
やっぱ、おっさんになると、若い娘と話すだけで元気がでちゃう!!
多田ASは3分くらい休んでスタートです。

小木AS(162km地点)まで、何とか到着。
もう、ほとんど限界領域に達してますが、あと、たった50kmだ!
ここまで来てリタイアするわけにはいかない!!

事前情報によると、ここからが超厳しいという。
噂の15%坂やら、国道坂なる良く分からない坂がありました。
地図を見るに、この場におよんでアップダウンの連続です!

15%坂は、厳しかったが何とかクリア。
その前後の坂も辛かったよ!

そして、やっと着いたよ最後のASである素浜AS(180km地点)に。
なんか地図を見ると、あと30kmなんだが、異様に大きい坂が2つもある!

もう、さすがにここまで来たら精神力でしょう。
ここも3分くらい休んで出発しようかと思ったら、何とDragonがいました。
もう、ボロボロであかん、とか言ってたけど、叱咤激励してスタートです。

ここから、標高差140mの坂を越え、更に標高100mの坂を越えます。
もう、よー分からん!

長い下り坂を過ぎると、平らな土地に。
もう、ここまできたら、飛ばすしかありません。
ガンガン飛ばします。

途中で、右から黄色いゼッケンの選手が合流してきました。
何か今まで、死に物狂いで走ってきた我々と違う人種みたい。

申し訳ないが、彼らをがーーーっと抜かせて戴きましたよ。

そして、何やらゴール間近の雰囲気が漂ってきます。
何やら目に熱いものが湧き起ってきましたが、こんなことで
泣いてどーすんねん!?
ぐっとこらえていたら、朝見た見慣れた風景が!!
そこにゴールがありました。
「俺たちさーーん。 お帰りーーー!」
何かスピーカーから俺たちの名前が呼ばれています。














ゴール後のくつろいだ光景です。
もう、何とも言えませんよ。
暫く自転車に乗らなくて良いんじゃない!?
因みに、ここはハワイじゃありませんから。




ゴール前は泣きそうでしたが、ゴールしてからはそんな気持ちは無くなっていました。

今回のタイムは8時間40分でした。
ITエンペラー隊では2位でした。

1位の「オシッコちゃん」は8時間30分でしたので、はっきり言って悔いが残りました。

サイコンを宿に忘れてなかったら、もっと計画的にコントロールした走りができただろう?
クリートを事前にチェック」していたら、今回のようにクリートを締める為の無駄な時間が
なかっただろう??

そんなマイナス要因がなかったら、ITエンペラー隊で1位になれた????

これは、一概にそうとは言えませんよね!

8時間40分という走行時間には満足しています。
目標の10時間を1時間20分も上回ってるんですよ!

われながら、スゴイ!!!と思いましたので、痛風に悪いのですが
ビールで乾杯しました。







まだ真新しい輪行袋です。
難しくはないんですが、コツが掴めていないので
グズグズしていると、GGが近寄ってきて
輪行指導が始まりました。
参考にさせて戴きます!





ITエンペラー隊内の結果は、

1位 オシッコちゃん 8時間30分
2位 俺たち     8時間40分
3位 ドラゴン    8時間42分

てな感じです。



130km組の方々は来年はぜひ210kmを走ってみましょう!!
天候にもよりますが、案外と走れちゃう」ものです。
でも辛いけどね。








佐渡の夕日です。
黄昏どきは、やはり黄昏ちゃうよね。
もう疲れちゃってますので寝ますね。
と思ってましたが、帰りのフェリーは
宴会で、バスは途中まで宴会でした。




さて皆さん!!
佐渡の210km! 走行しませんか!?

あなたが挑戦するなら、俺たちも喜んでお供しますよ!
あの丘の向こうに! 何かがあるかもね?!