利根川・銚子・九十九里ツーリング

2010.4.30




君が浜から犬吠埼灯台を望む

太平洋の荒波に、強い風、強い日差し
でついに来たーーって感じでした。




ここ、銚子はツーリングで来てみたかったんです。

嘗て学生の頃、バイクで来た事があり、その潮の匂い、強い風を全身に
浴び素晴らしい所に来た感じがありました。

自転車ツーリングだったらもっと違う何かを感じることでしょう。

そして、今回ついに行っちゃいました。

ずーーーっと続く向かい風に、かなりやられちゃったけどね。
(常に逆風の人生を感じました!)



行程:JR佐倉(輪行)〜印旛沼〜利根川右岸〜長豊橋(左岸へ)
〜小見川大橋(右岸へ)〜銚子漁港(昼食)〜犬吠埼
〜銚子ドーバーライン〜R126〜九十九里ビーチライン〜太平洋岸自転車道
〜県道122号〜県道83号〜大網(輪行) 172km(久々のセンチュリーライド)







「成田スカイアクセス」はほとんど出来上がっていました。
日暮里と成田空港を何と36分で結ぶ路線です。
京成電鉄、社運を賭けた事業じゃないでしょうか。

この「成田スカイアクセス」の詳細はgoogle等で
検索すると良く分かりますよ。





さて、今回もソロツーリングです。
俺たち的には、自由な行動を取ったり、己に克つ走りをする為に
ソロツーリングをすることは基本的に好きなのですよ。

今回のツーリングコースは初の試みでしたので、まずはソロで試走する事は重要です。

何故かって? 

それはねー。よくあるシーンなんです。
「あと、どれくらい走ったらどこどこに着きますか?」っていう質問って良くあるよね。

そんな時、俺たちは、近いと思えば「あと5kmで着く」って言うし、遠いと思えば「あと10kmくらいじゃない」
って言います。
でも、初めてのコースは近いか遠いか分からないじゃないですか。
取りあえず、同行者の不安を解消する使命が俺たちにはありますので、
それなりの事前準備が必要なんです。
それが、ソロの試走なんです。

「あと、どれくらい走れば目的地に着くんだ?」
それが良く分からない状況で走るのは、不安だし非常に疲れるよね。

でも一方では、そう言った不確かな状況を模索する状況、
もしくは、終わりのなさそうな厳しい状況を味わうのも一興なのですよ。

今回のソロツーリングでは、そんな状況を十二分に堪能させて戴きました。
春の風さん、有難うございます!!







印旛沼の脇に広がる田園地帯では
丁度、田植えをしてました。
広大な田んぼですので、手植えじゃなくて、
ご覧のような最新式の機械で植えてました。




「沼」と言うと、何か泥で濁った水があり、ナマズやドジョウなんかがいて、
田舎を感じちゃいますが、いかがでしょう?

一方、湖というと、透明な冷たい水にマスかなんかが泳いでいて、
湖畔にはバンガローやテント場があるリゾート地を感じませんか?

更に言えば、池ってあるじゃないですか。
そこらへんの小さい溜め池も池だけど、八ヶ岳の白駒池みたいな天上の
楽園みたいな池もあります。
池は、ちょっと神秘的な感じもありますよね。

湖 ・ 沼 ・ 池 の定義はあるのでしょうが、そんな定義より
その場に居合わせて、その場が気に入るかどうかが重要だと思いますよ。

この印旛沼と近くにある手賀沼は千葉県を代表する沼ですが、
それぞれ味があり、俺たちとしては好きな場です。

これらの沼を中心として、利根川・江戸川に行けるし、更に今回のように
銚子に行ったり、宇都宮に行ったりできるんです。

面白いですね。








印旛沼から利根川に出た地点です。
ここから66kmで銚子ですね。
気合いを入れて出発です。




利根川に行った事ありますか?

そこは、その豊富な水と河川敷の広さに圧倒される場です。

最初は、その圧倒的な広大さに感動します!

でもねー。走っても走っても、景色があまり変わらない。

たまたまでしょうが、いつ走っても向かい風なんです。

ここは、いつも走っている多摩川に較べて、繊細さに欠ける面は多分にあります。

でも、その大きさに惹かれる面もあるのですよ。






長豊橋から少し下流(左岸)に行くと
牛が放牧されています。
前回行った時より、広範囲に牛が飼われて
いるように思われました。




川沿いのサイクリングロード(以下CRと称す)を走っていると、虫が顔を始めとして体に当たって
きます。
当然、目や口にも虫は体当たりしてきますよ。

そんな、虫の攻撃を防ぐためにサイクリストはサングラスを装着してるようですね。

俺たち的には、サングラスは持っていますが、装着すると景色の色が変わるんです。

これは、いけない!

ある時から、サングラスは着けてません。

虫の攻撃も慣れちゃえば大したことありませんよ。







利根川CRはずーーーーっと、同じような広大な
光景が広がっています。
その中で、特異な光景と言えば上記2つの写真でしょう。
左は、いわゆる「水郷」の田園風景です。
右は、恐らく鹿島あたりの風車群です。





「水郷」って言葉の響きが良いよね。
地図で見ると、湖とか川とか沼だらけの土地がこの水郷なのですが
実際行ってみると、そんなにじめじめした土地じゃないように思われます。
しかしまあ、まっ平らな土地は全て田んぼだし、家も建ってない所をみると
水害がやはり怖そうだよね。

あの多摩川でさえ、台風の時は堤防を越えんばかりに濁流が流れていました。
この利根川が荒れ狂ったらどんなに恐ろしいことになるか、寒気がしますよ。

水郷を越え、風力発電の風車が見え始めたら銚子は近い!






銚子漁港の風景です。
漁港の波は静かでしたが一歩、外海に出ると
大変な時化(しけ)なんです。
港って有難いですね。





銚子に着くと、今までの利根川沿いの田園風景は全くなくなり、漁港の
街になります。
ちょっと前までは、水郷で田んぼや沼が沢山あり泥臭い雰囲気だったのが
この爽やかな潮風は何?

利根川を走っていた時は、暖かいご飯を食べたいな、と思っていたのに
ここに来ると、今のシーズンですからカツオを食べたいな、と無性に思いました。

そこで、漁港のすぐ脇にある食堂で昼食です。

煮魚、焼き魚、刺身盛り合わせ、カツ丼、等々ありましたが、今回は
カツオ刺身定食860円を食べました。

13時頃でしたので、客は俺たちだけ。

その影響か、注文して5分くらいでカツオ刺身定食が出てきました。

んーーん。この早さが良いね。

まあ、カツオは切るだけだし、ご飯も盛るだけ、汁(はまぐりでした)もできてるので
すぐ、できるんでしょう。

お味は・・・。
美味かったねー。自転車じゃなかったら、一杯飲みたかったですよ。
今度、銚子を目的としたツーリングを行い、民宿かなんかで
カツオやイワシをつまみに酒盛りをしたいですね。







犬吠埼に向かって走りますと、ご覧の
光景がドーンと飛び込んできます。
今までの内陸の風景と異なる感動からか
ついつい写真が多くなります。




さてさて、今回のツーリングのスタート地点である佐倉から銚子までの走行距離は
約105km。
ここから、犬吠埼を廻って九十九里浜を南下します。

かなり強い潮風を全身に浴びながら海岸沿いを走行します。

しかし正直言って、最初は爽快でしたが、ここから70kmも潮風を浴びていると

かなり苦痛でした。

強風で海水が空気中を舞っていますので、塩水の霧吹きの中を走っている
状況でした。







銚子ドーバーラインにて。
切り立った崖に荒い波と、何か気持ちが
高ぶりますよね。



やっぱりね、太平洋は波が荒いわ。
そんな岩を砕くような荒い波を左手に見ながら走る「銚子ドーバーライン」
は最高ですよ。

景色も良いけど、その道のアップダウンも最高!








このドーバーラインは、ご覧のようなアップダウンが続く
素晴らしい道です。
何か、佐渡を思わせますね。
恐らく佐渡はもっと厳しいアップダウンだよ。
あー、楽しみ。




「銚子ドーバーライン」は信州の「ビーナスライン」にアップダウンの状況が似ています。
ちょっと、ビーナスラインの方が厳しいかな。」
数キロの道ですが、行くべき道だと思います。

そうですね、銚子ツーリングは、佐倉発で今回のここまでのコースを1日目とすると
良いかもね。走行距離も120km程度だし。

そして美味い肴を食べつつ酒を飲み民宿で一泊。
翌日は、九十九里浜を南下し、大網あたりまで70kmくらい走り輪行して
帰る。いいねー。







太平洋岸自転車道です。
湘南海岸あたりにも、同じような自転車道がありますが
ここは、その規模を2倍くらいに大きくして、
人口を10分の一くらいにしたような所です。







今回は、荒海と潮風を堪能させて戴きました。
今度またくるんで、その時はまた宜しく!!





見てよ、この九十九里浜沿いに付けられた太平洋岸自転車道の光景を。
その荒波に心が洗われますよ。
まして、今回のツーリングは利根川では向かい風。
この九十九里浜では更に強烈な向かい風。
海岸線を離れて、大網駅へ行く道も向かい風と厳しい人生を
象徴するような走りでした。

ところで、今回はうっかりしてまして、地図を忘れてしまいました。
その影響で、帰りの輪行する駅の選択ができませんでした。

いったい、どこの駅に行けば自分も走行に満足でき、且つ
日没前に到着できるのだろうか??

当初は、茂原駅を目指して走っていたんですが、道路標識には
全く茂原のもの字も現れません。

代わりに登場したのが一の宮ですよ。

一の宮、いいんじゃない!と思っていたら、何と距離があと32kmもある!!

ほとんど心が折れていましたが、大網行きのバスに抜かれます。
大網!!
外房線の駅でそんな駅があったことをうっすら憶えていましたので
バスに付いて大網に行くこととしました。

ここで、一言:  本来は、今回のツーリングで「i-phone」を持っていきその
GPS機能を十二分に使用する筈でした。

しかーし、担当の処理が遅れた影響で、俺たちの手元にくるのがGW明け。
買い物ってタイミングがあると思いませんか!??

諸々これから使用するものの、GWの前に納品するサービスをしてこそ
その営業の価値が上がるんじゃないの。

いくら買いたい物があっても、タイミングを外すと、買わないのが購買心理じゃないかな?

たとえ、高額なマンションでも、買うという決意が熱いうちにクローズをかけてくれないと
買わない人が多いんじゃないかな。

結婚もそうだよ!
結婚するという決意があるうちにプロポーズされないと
変に色々考えてしまい、結局は結婚できない。

(今まで、結婚しなくても楽しくやってきたんだから、この人と結婚しなくても
良いんじゃない!逆に、結婚することによって色々制約を受けるので、楽しく
なくなるんじゃない?)なーんて言う心の葛藤が生まれたりします。

その結論は人それぞれなので、俺たちがあーだこーだ言う資格はありません。

でも、敢えて相談されたら次のように回答しますよ。

「結婚によって失われる物・事は確かに多い。
でもね、それ以上に得る物は大きいんだよ。」

人間に産まれてきた以上、結婚して始めて色々な事が実感できるんじゃないか
と俺たちは思っています。

世のアラフォーの女子達よ!

恰好つけてないで、さっさと結婚しなさい。

その上で、俺たちと色々世間に関して、生活に関して議論しましょう!!

そんな状況を楽しみにしてますよ。