自主トレツーリング
尾根幹線〜戦車道〜境川CR

2010.1.23



内陸のアップダウンをパスし
境川沿いのCRを30kmくらい
下り、やっと到着した海は
視界が開け最高ですね。




最近はITエンペラー隊の行軍も無いし、かといってツールド草津の自主トレもしなくちゃ
ならないし、で今回は尾根幹線を素早く抜け、江の島に抜けることを
目標にスタートですよ。

コース:矢野口〜尾根幹線〜戦車道路〜境川CR
〜藤沢市民病院〜引地川CR〜江の島〜片瀬江の島(輪行)70km







尾根幹線の登り口です。
ここから、だらだらと登りが続きます。
しかし、抜けるような青空にうろこ雲
と、なかなか良い景色が広がっています。




今日は、季節風もほとんど無く、穏やかな気候でした。
こんな時に走るのも素敵です。

一方、北西の風が吹きすさぶ厳しい条件の中、走るのも
これまた、かっこいいよ!!

なぜなら、そんな厳しい時は誰も河原には来ないからね。
誰も来ない中だけど、中には来る奴がいるんですよ。
そんな奴らと競うと、「こんなに苦しいのになんで早く走れるの?」
っていう奴らがこいつらです。

俺たちは、そいつらには負けるけど、生半可なロードレーサには
勝つ自信はありますよ。
坂になると、その勝ち負けはすぐわかりますね。

今回は、残念ながら4人くらいに抜かれたけど、追いつけませんでした。
何人、走っていたか分かりませんが、良い数字じゃない???







戦車道路です。
ここまで来ると、道も狭いし歩行者も
多いので飛ばす訳にはいきません。
本日の、厳しい道は終了したので
のんびり走らせて戴きました。





尾根幹線は若葉台までの最後の登りが超苦しい。
その後は、大妻女子大学の辺りが苦しいけど、若い
彼女らの応援があったら何てことはないよね、e-部長!

ところで、今日の朝のTVで、綺麗に変身する奥様達のコーナーで
その中の一人の奥様が言っていた事に一票を投票します。

日頃から、エクソサイズに励んでいるその奥様曰く
「スクワットかなんかをやっていて、もうダメと思った後の
4〜5回のスクワットが良いんです」
他の奥さんは、その奥さんに対して「M〜」とか言ってたけど
Mかもしれないけど、その「4〜5回が良い」のは分かります。

人間はうまくできていて、本当に苦しい状況に直面した時に
その苦しみを和らげる為に、脳からドーパミンが分泌され
幸福な気分になるみたいです。

この状況は体験するとうなずけると思うけど、苦しいんだけど
何かこの状況が気持ち良いんだよね。

この気分を味わう為に、人はジョギングしたり、苦しい峠を
自転車で登ったりするんじゃないでしょうか。












境川です。
こんなに雨が降っていないのに
水量が多いのは、恐らく下水が流れ
込んでいるのでしょう。
この境川は東京都と神奈川県の境
を流れる川ですから、下水は有り余るほどあります。
比較的、水がきれいなのは
下水処理設備がしっかり
してるんでしょうね。




ソロツーリングのメリットは自分のペースプラスアルファのペースで息も絶え絶えに
走ることができることでしょうか。

実際、今回は昼食を除けば、ちょっとした撮影タイムを以外はノンストップでした。
苦しさに伴うドーパミンを求めて走っているようなものです。
今回は、その領域に達しそうになった時にはヒルトップにいましたので
味わえませんでした。
残念です。






そして、着きましたよ太平洋に!!
今までのクローズな環境がパッと開け
てハッピーな瞬間です。
今日は、10時少し前にスタートした
ものですから、ここに着いたのが2時ですよ。
到着時間がAMだったら、箱根に行くか
三浦半島に行くかなど迷った事でしょう。




ここ、湘南から箱根の坂を登り、芦ノ湖に出、大観山を登り湯河原に抜ける
チャンピオンコースを今度行きましょうよ。

箱根の旧道ではきっとドーパミンが援護してくれるし、最後の大観山への登りは
最後の根性で乗り切りましょう。

もう、そこには若い彼女らはいません。
いても、彼氏と2人なので俺たちを応援してくれませんよ。

でも老年の方々は応援してくれますよ、きっと。
しかし、最後は自分の頑張りしかありません。

そうなんです、最後は己との戦いなんですね。
人生の終末もきっとそうなんでしょう。

人間は生まれてくる時は、母と一緒だけど
死ぬ時は一人ぼっちなんですよね。

だから、どうした!!

恐らく、死の恐怖は究極の恐怖ですので、死ぬ寸前は
たんまりとドーパミンが分泌されて極楽浄土の世界でしょう。

別の観点からすると、俺たちはその究極の恐怖と闘う為に
もしくは究極の恐怖の疑似体験をする為に、峠を登っている
んじゃないでしょうか。









帰りは、ロマンスカーで輪行です。

「天下の険」を飲みながら今日一日
の行動をレビューする一時は最高です。



俺たちは基本的にはソロツーリングが好きなのですが、一方では団体での
ツーリングが恋しいのです。

これが人間の矛盾なんでしょうね。

やはり、人間は色々な要素をバランスしながら生きているんでしょうね。
行きすぎると、何か不安になったり、嫌気がさしたりします。


ある時は親密に、またある時はちょっと第三者的に付き合うと、面白い
付き合いができるんじゃないでしょうか?
人間って難しいですね。