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関西人なので地理が全く分かりません。リス園のホームページではバスで行く方法も示されていましたが、駅のバス乗り場で迷ってしまったので、早々に諦めてタクシーで行きました。大人になったなあと思う瞬間です。
黄色いゲートの前で降りて、いざ入園。
職員さんたちの優しさがあちこちに感じられるアットホームな雰囲気の施設です。ちょっとしたこだわりも感じられ、門扉がリス模様なのを発見した時には興奮してしまいました(左の写真)。
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そして顔出しパネル発見。勿論撮りますともさ。それが右の写真。手前にゴミ箱らしきものが写る配置というのもまた乙なものです。
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案内図を見てみましょう。緑の円が二つ横に並んで見えます。「8」の字が寝転んだようです。
左側のやや小さい円には、左上に赤い屋根のトイレがあり、左下の赤い屋根の売店との間にプレーリードッグ・モルモット・カメ・ウサギ・シマリスが居るそうです。
現在地は中央の赤い屋根の放飼場入口のすぐ左下です。右側の大きな緑の円が放飼場です。入ってみましょう。
入ると、思っていたより広いかも。噂に違(たが)わず、たくさんのリスがちょろちょろ動き回っています。おっほー! これは楽しそうだ!!
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リスにエサを与えるには、綿入れの手袋を借ります。エサを買い、手袋をはめた手の上に載せて、リスの近くで屈むと……。
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リスキタ──!!!
飼い主の手からエサを食べてくれています。他のリスにも食べてもらうため立ち上がろうとすると「イヤー、まだ食べるー、行かないでー」と言わんばかりにリスも一緒に立ち上がったりして、ひー、キュート!
ここから先はひたすらリスリスリス。エサが無くなったらまた買いに行っちゃあ与えます。この手の施設は掛川花鳥園で経験済みですので、小銭はたんまり用意してきましたよ。
案の定 飼い主はリスの虜になってしまい、いっぱい貢いでいます。貢いだところで、小銭なので大したことありません。小銭で得られる幸せ。
ここから先、リスリス祭状態。
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飼い主がリスの虜になっている間、カマダは周囲を観察することにしました。角材を組んだリスの隠れ場所を見ると、お食事中のリスが居ます。携帯電話のカメラなので容量もバッテリーも心配ですが、撮らずには居られません。バシャーバシャーと写真を撮ります。2枚だけ選びましたが、本当はもっとたくさん撮ってます。
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いかん、同じようなリス写真ばかり撮っていては、と反省するカマダ。風景も撮ろう。芝生が広がる丘に、巣箱がたくさん立つ姿は さながら町のようです。バシャー。
ん? 巣箱の前にフサフサしたものが……。拡大したのが右の写真です。そんなポーズでお昼寝!? ていうか巣箱の中では寝ないんですかい。後ろ足の のびのび具合がたまりません。
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巣箱タウンを眺めながら緩やかな坂道を上って、少し小高いところから園内を見渡すことが出来ます。左の写真ではあまり伝わりませんが、本当はもっと広々とした感じです。写真が下手くそで誠に申し訳ありません。
ああ、さっきのお昼寝リスと同じポーズのリス発見。バシャー。
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その後もリスです。あっちを見てもリス、こっちにもリス。リスリスリスリス幸せです。
丸太を組んだ山には燦々と注ぐ日の光を浴びてリス。「エサは無いかー」と鋭い目つきで探しているのでしょうか。
こっちにもリス。エサをかじる姿は合掌しているようにも見えなくもない。
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カマダがうひょうひょ写真を撮って撮って撮りまくって、ふと飼い主を見ると、静かに勝ち誇った顔をしています。
手乗りキタ──!!
左の写真は、大喜びしたいところ、うっかり動くとリスがびっくりして逃げるといけないので、密やかに喜ぶの図。
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リスにも個体差があって、全てのリスがこんなサービスをしてくれるわけではありません。恐る恐る近付いて、さっとエサだけ取っていく用心深いものも居ます。安全なところまで引き返してから食べるのです。また、人間には全く近寄らず落ちているエサだけを拾って食べるものもいますし、時間帯によるのかお昼寝に勤しむものも居ます。
そんな中だからこそ、こうして手に乗ってくれると喜びもひとしおというもの。ういやつ。
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リス園で特筆すべきは味のある看板たち。職員さんの手作りでしょうか。ぐっと心を掴まれます。
右上の看板では、リスを素手で触ると危険であることを「リスはかせ」が説いています。エサは、必ず綿入れのミトンを装着して与えましょう。
リスに対する感覚が麻痺して、リスが居るのが普通であるような感覚に陥るまで堪能しました。手袋を返却して、放飼場を出ることにしました。カメとかプレーリードッグも見たいしね。
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そしてふれあい広場です。左上の黄色い看板では、威勢の良い顔つきのウサギが「いざっ」って言っています。我々の気持ちもまさに「いざっ」です。あ、これは触られるほうのウサギが気合いを入れているのか? まあどっちでもいいか。
上の中央の看板には「注意! ウサギが衣類をかみ切ることがあります。注意して下さい」とあります。「びいいっ」と衣類をしみじみ噛み切っているウサギが何とも言えない表情だったのでバシャー。
看板ばっかり撮って、肝心の動物は? 小動物たちがあまりに子供たちに大人気だったので、一歩引いて観賞して写真をほとんど撮っていないのでした。トリも居ました(右上の写真)。
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ヒラリーカエルアタマガメのケージもぜひ注目していただきたいところです。指を突っ込んだりしたら危険なのです。かみつくのです。そしてそれは「いたいなんてもんじゃないよ……」。このカメに限らず、ケージで飼われている生き物の場合には指を入れず、そっと見るだけにしておきましょう。
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全ての動物と濃密な時間を過ごし、お土産物も買って、リス園を後にする我々。楽しかったなあ。
帰りは駅まで行けばいいだけですから、バスで帰ることにしました。その前に、飼い主に「ちょっと待って、1枚だけ写真撮らせて」とカマダが撮った写真がこれ。
「リスはともだち」
以上、とっても楽しかった町田リス園の思い出でした。
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