果   実   編


   

ヤマモモの栽培

  
     庭木としても広く利用されている。  自宅近くのオフィスビルの周りに植樹されたヤマモモ



「ヤマモモ」はヤマモモ科で、バラ科の「桃」とは別の植物です。名前の由来は山に生え、桃の様な果実をつけることからだそうです。
 毎年、3〜4月頃花が咲き、6月頃黒赤色の果実がなります。
 食べると甘く酸味があります。伊豆地方ではヤマモモジャムが販売されています。

  
 我が家にヤマモモの木を植えようと考えたのは、セカンドハウスを建てた場所の地名が「やまもも台」だっ たからです。近くの園芸店で販売されておらず、店の紹介で栽培農家を紹介してもらいました。訪れると、適当な商品がなく農地の端に植えられているものあげるということで、10年ほど前、雌木2本をその農家から頂きました。
 
 ヤマモモは雌雄異株で、実を着けさせるためには雄木が必要です。これは、道路を挟んだペンションのシンボルツリーともいえる高さ10mにもなる立派な雄木で代用しました


 さて、頂いた2本の雌木、商品とはならない欠陥品だったのでしょう。それでも1本は、幹はそれほど伸びず高さは1m50cmぐらいの低木でしたが、翌年から美味しい実をたくさんつけました。残りの1本は昨年まで10年近く実を着けず、不格好ですが枝葉は旺盛に成長しました。この木は実が生らないので雄木だろうと、実がなるのを諦めていました。
  

 実のなる木は2年前台風で残念ながら倒れてしまいました。

 ところが、今年の7月「雄木で実がならない」と諦めていた残りの1本の頂部に赤黒色の実を着けているの見つけました。子供の頃の木登りの要領で木に登り、実を採取しました。

 
ヤマモモの実は美味しいものですが、中心にある種が大きく、そのままでは食用には少し向いていません。市場で販売されないのはそのためではないかとも思います。ジャムにするには種を取り出す必要がありますが、かなり面倒です。

 このホームページは7月頃開設を考えたため、それ以前の花の状況等の様子を写真で記録していません。

  今年はヤマモモ酒を作ることに挑戦しました。

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我が家の雌木  樹齢:約10年     隣家の雄木  樹齢:不明
    7月9日 収穫したヤマモモの実    
         
         
   7月12日 ヤマモモ酒を漬ける

写真は1月後8月12日の状況
   レシピー
  ヤマモモ : 200g(収穫量)
  焼酎    : 360cc
  氷砂糖  : 70g
  レモン   : 1個
:
 
   同じく1月後の写真      
   地元のスーパーで販売されているジャム
  イチゴジャムに似ているが塊がなくパンにつけやすい。

美味しい。
 
      3ヶ月後のヤマモモ酒

      (10月9日撮影)


   赤色から橙色へと変化

 梅酒に似た味。梅酒より辛口 
 
     

  朱色のフルーティな果実酒ができるのが楽しみにしていましたが、橙色の渋色の果実酒が出来ました。

  
食前酒に適当。


  来年はどのくらいの実ができるのか。収穫の量によりジャムにするか、果実酒にするか決めようと思っています。


  これからの楽しみは柑橘類の収穫です。早ければ10月下旬には早生のミカンが収穫できます。来年の6月頃までデコポン、八朔、ゆず、レモン、甘夏および清美オレンジの収穫を期待しています。
  柑橘類の長期間の収穫は、ビタミンの摂取に大いに役に立っています。

  来春の柑橘類の開花時期には、それぞれの花をご紹介したいと思います。