花  木  編


  オリーブ

           
     
   オリーブは、地中海東部沿岸地方(折しも現在ユーロの財政危機で揺れている地方)が原産地でモクセイ科の常緑中
  高木です。日本では庭木としてベランダでの鉢植えの木として人気の高い樹木です。雌雄同株の両性花ですが、果実 
  は単一品種では結実しない事が多く、2種類以上の違う品種を隣接して植える必要があるそうです。 
    5月〜6月の初めに受粉したオリーブの果実は、7月の末から8月の初めに内果皮が硬くなり核になります。その後
   果実は急速に肥大するとともに果肉内に油が蓄積し始めます。
    10月中旬から11月末頃に果肉は最大の大きさになり、同時に果実の色はそれまでの濃い緑色が次第に薄れて淡
  い緑色から 淡黄緑色になり、やがて果肉表面に赤紫色の斑点が現れ、それが果肉全体に広がり最終的には黒紫色
  になるそうです。 
   
    オリーブの木を植えて10年近くが経過しました。今年は、ヤマモモと同じで、突然果実が成長しているのを7月頃発
   しました。それで今年のホームページに取り上げた次第です。今後の果実の変化を楽しみに観察を続けようと考え
  ています。 
    セカンドハウスを建てる以前に、娘から誕生祝に鉢植えのオリーブの木をもらっていました。それを地植えにしたのが
  回の1品種です。植えた以上果実をと望むのはのは自然の成り行きで、もらった品種は「ルッカ」でしたから、買い
  求めたのは、異品種で、ピクルスにもオリーブオイルにも適しているといわれている 「ミッション」としました。
   
    最上段の写真はその2品種のオリーブです。ピクルス、オリーブオイルの製造にも挑戦したいと思っています。ヤマモモと同様に観察開始が7月からですので、残念ながら今年の花の写真がありません。来年よく観察して写真を撮りたいと思っています。
   
   
     ルッカ  ミッション
   8月27日のオリーブの木    
   7月9日の果実の状況
   
   8月27日の果実の状況    


  今後果実の変化を観察し、果実の色の変化等を写真にとり御紹介したいと思っています。
  
  ピクルス作りは、渋抜きがやや面倒ですが何とかできるのではないかと考えています。店頭で販売されている、グリーンオリーブとブラックオリーブの両方を作ってみるつもりです。

 オリーブオイルの作り方はまだよく調べていません。うまくいくのか自信がありません。しかし楽しみです。

 伊豆地方は、特に私の菜園は小さな山の峰にありますので、風が強く、途中で果実が落下しないで、順調に最後まで生育してくれることを祈っています。


  9月中の果実の生育は大きな変化はありません。

 9月21日台風15号が中部地方に上陸し、その後関東を通過しました。強風のため各地の樹木が倒木しました。
 伊豆地方には南東の強風が吹きあれたということでした。

 我が家は北寄りの風には弱いのですが、南風には強いと思っていましたので、この台風による被害はないとタカをくくっていました。 したがって、台風通過の10日後(10月1日)、いつもの通り農作業にでかけました。我が家に着いてビックリ。隣家の屋根のスレートが庭に飛び散っていたり、オリーブを含めて6本の樹木が根こそぎ倒れていました。

   
 倒れたルッカ(左)とミッション(右)  元にもどし簡易の添え木をしたルッカとミッション

 幸い実は落下せず無事でした。根が引きちぎられて痛んでいるのが心配です。元気を取り戻し、期待通りの実が出来るのを楽しみにしています。

   

 上記写真は、引き起こしたオリーブの木の実です。特に痛んでいる状況もなく、胸をなでおろしています。これからの生育の期待が高まります。

 元に戻し添え木をしたオリーブの木ですが、11月3日に見てみると、倒木こそしていなかったものの、台風で倒れた方向と同じ向きに傾いていました。
台風が強風であったこと、枝葉が茂りすぎていたことによるものだと考え、果実も7割ぐらい完熟していたので枝を剪定し果実を収穫することにしました。

   

 オリーブオイル、ピクルスの製造は次のページのリンク先で。